メガネとサングラスの商品撮影が盛んになった背景として、本来はメガネを指す言葉ではなかった、「アイウェア」という考えがファッション業界で使用されたことで、メガネ、サングラスやゴーグルなど、度付き、度なしメガネを問わず、ネットショップの通販サイトでも、ファッションアイテムとして広く扱われる商品となりました。
これらのアイテムの商品撮影を行おうと試みた時に、透明なレンズやサングラスの用にレンズ部分が鏡面になる商品では自社撮影を諦めるネットショップも多いはずです。
メガネやサングラスの、基本となる説明用の商品写真では「清潔感のある印象」は欠かせません。
理由としてはファッションアイテムと言えども、目元のデリケートな部分を覆う商品ですので、撮影前にしっかりと下準備をしておかないと、レンズ部分の手垢やホコリが目立ってしまい、補正処理にも時間がかかります。
そして何よりメガネとサングラスにはレンズの写り込みに配慮することが大事です。
商品撮影のスタジオによっては、透明なレンズもサングラスも同じセッティングで撮ってしまうところも多いようですが、本来はレンズの反射率や透過性を考慮しながらライティング等も分けていくことで、メガネやサングラスの質感の違いも表現できるはずです。
弊社で行うメガネ・サングラスの商品撮影では、まずはベーシックな撮影方法をご紹介し、さらに製品画像としてクオリティーを上げていく場合には、別途お見積りとなります。
まずは、基本的な商品撮影サンプルを御覧頂いて、写真品質を検討頂ければと思います。
透明レンズのメガネの商品撮影サンプル
色の無い透明なレンズのメガネ撮影ではレンズ自体の写り込みは少ない傾向にありますが、メガネのフレームにも配慮した作業が必要です。
レンズ自体に反射する要素はなくても、黒縁メガネやメタルフレーム仕様など、ツヤのある素材が使われいる際は、そうした部分をどう表現するのかは商品撮影サービスによって差が出る部分となります。
薄い色合いのサングラスの商品撮影サンプル
サングラスの部類でも透過率の高い薄い色合いのレンズがあります。
ネットショップで購入する消費者が、太陽光の下でどのくらいのレンズの透過が生じるものなのかを説明する意図も商品写真に求められるパートです。
またこうした色の薄いサングラスの特徴としては、光の当たる角度によってレンズ反射時のグラデーションも変わるので、ポイントとなるカットでは、レンズ部分にピンスポットライトを当てて商品撮影を行うと、品質と色合いを消費者につ与えやすくなります。
濃い色のサングラスの商品撮影サンプル
サングラスの商品撮影の中でも色の濃いサングラスや、スポーツサングラスなどの玉虫色に変化するレンズを使用している商品は、写り込みは無論ですが、特にレンズの反射の仕方や透過性の度合いなどに配慮して作業を行います。
サングラスの撮影時に、透明なレンズと同じようなアングルで正面カットを撮影しようとすると写り込みは発生します。商品撮影サービスの業者の中には、反射、写り込みの激しいレンズを正面にしたカットは撮らないという雑な対応を受けたという話も聞きますが、色の濃い薄いに関わらず、基本となるアングルでも例外なく統一して撮影対応は致します。
メガネ・サングラスの商品撮影まとめ
商品撮影サービスの業者がサンプルとして出しているメガネやサングラスの写真で注意しておきたいのは、綺麗な写真であることは前提でありますが、正確な色合いでメガネやサングラスを構成するレンズやフレームが表現されているのかをチェックしましょう。
イメージ写真を撮る場合、メガネやサングラスは、商品撮影の方法によって大きく印象は変わりますが、プロダクト用写真として追い込むには撮影準備や作業工程も増えるため1点あたりの撮影費用も上がりますが、訴追力は必ず増します。
またメガネやサングラスは、白背景のみで完了させるばかりではなく、商品の再現性を重視するのであれば、切り抜き作業を視野に入れた商品撮影の相談をしてみることも大切です。
ネット通販で扱われることが多くなったメガネやサングラスですが、少しの色合いの違いで違和感を感じやすい商品ジャンルでもありますので、商品撮影サービスをご利用の際は、撮影方法を含めサポートしてくれる業者を選びましょう!
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