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商品撮影の依頼が増えてきた理由について

商品撮影の依頼が増えてきた理由

なんとっ!商品撮影の依頼が増えてきて驚いています!

正直なところ、このサイトがオープンしてまだ3ヶ月目なのですが、ネットショップを運営する方から、お電話やメールを頂くという非常にありがたい状況になってきております。

もちろん、問い合わせのすべてが商品撮影の依頼に結びつくことはありませんが、個人的には「相談してみようか?」と、感じて頂けたことは、コツコツとブログを書いている身としては嬉しい限りです。

こうした結果になっているのは、「特徴のある撮影スタジオだから功を奏した」と形容できれば、かっこいいのですが、そうではありませんw

弊社の商品撮影サービスは、他社と比較しても特別安い料金ではなく、撮影方法も一般的なプラン展開ですし、はたまた世界に数台しか無いカメラで撮ってるわけでもありません・・

では、なぜ商品撮影の依頼が増えたのか?

今回は、現在ネットから申し込み可能な商品撮影サイトの現状と、弊社がG検索で優遇される1つのヒントを紹介しながら、他業種でも参考にして欲しい、ネットでの販路の拡げ方ついて僭越ながら書いてみたいと思います。
特別でもない弊社が、なぜ商品撮影の依頼が増えはじめたのか、興味がある人はお読みください。

商品撮影を依頼する方への情報提供

商品撮影を依頼する方への情報提供

当サイトを立ち上げる前に時間を費やしたのは、商品撮影サービスの業者として、依頼を検討している人、またはネット検索で訪問して頂いた人に、どんな情報を提供するのかを考えていました。

商品撮影のサービスサイトのみならず、ネットで商売を販売または受付けている会社にとって、自然検索から訪問してくる人は、出来るだけ売上に繋がる人、弊社のような商品撮影であば依頼をしようと思っている人に見てもらうことは絶対条件となります。

こう書くと、「当たり前のこと」ですが、意外と撮影スタジオのサイトって、依頼する人のことを考えていなかったりするんです。

例えば、弊社のサイトに訪問する人には、商品撮影を依頼して欲しいので、細かな撮影サービスの内容だったり、撮影プランごとの想いや料金に内訳を“迷惑なくらい”長文で書いています。

我々のような写真系のサイトといえば、スタイリッシュなデザインで、いかにも「綺麗な商品写真撮りますよ~」と、テクニックやプロっぽさを強調したサイトが多く存在します。

それは個々のスタジオの方針なので自由ですが、商品撮影、特に物撮りという分野は非常にジャンルが広く、仮に撮影業者のサイト上で、自慢げにクールなワインボトルの商品写真を使って、

「うちのスタジオはこんな凄い写真撮りますよ!」

と、アピールされても、もしもアパレル商品を扱うネットショップが訪問した場合は、カラス瓶のボトルのサンプル写真を見ても撮影依頼の動機には繋がりません。

とはいえ、すべてのジャンルを想定した参考写真を掲載することは難しく、きっと商品撮影サービスを展開する業者も依頼する人に向けてどのようなサンプル写真を公開するべきか悩んでいると思います。

弊社のサイトの場合、それぞれの撮影方法に関する商品写真のサンプル画像は掲載していますが、やたらめったら参考写真をアップしても依頼する人を限定してしまう可能性もあるので、本編ではなく何かしらのブログの記事で紹介するような処理をしています。

またサイトオープン後は、弊社の商品撮影サービスを理解してくれる依頼者に向けて情報を発信することにしています。

どういうことかと申しますと、弊社に訪れる方の多くは、商品撮影を外注しようと考えている人です。
つまり、写真マニアやカメラ大好きな人間への情報は一切排除しようと決めました。

撮影スタジオの多くは、基本的なサービス内容を紹介するページ以外(ブログなど)で、カメラやロケに行ってきましたなど、きっと商品撮影を依頼する人にとっては、実益のない情報を書き綴っています。

同業者から見ても撮影スタジオが、商品撮影に使うカメラやレンズの説明や最新の照明機材について、あれこれ書いているのを見ると、わざわざ本サイトで書かなくても、アメブロやら日常を四角く切り取るSNSで済むような日記のような気がしてしまいます。

商品レビューのサイトならまだしも、撮影業者にとって、カメラや機材は単に仕事の道具であり、プロであればそれなりの道具を使って然るべきです。
また「自分たちで商品写真を撮ろう!」みたいなノウハウ集のような記事を撮影業者が公開していると、本当に商品撮影の依頼が欲しいのか?と、理解に苦しみます。

ビジネスとして、何のためのサイト更新なのか?
これを考えることが、弊社のみならず、ネットショップの運営では大切にしないといけません。

依頼を希望する人に合わせた情報

例えば弊社の場合なら、自社で商品写真を撮ろうとしている人や企業にどれだけ訪問してもらっても、売上には繋がりません。
依頼する人の目に触れる情報が自社の目的に合っているのか?それを吟味し提供することが最優先となります。

一般的なネットショップに置き換えても、商品を購入する人に向けてのページ内容を充実させることで、ネット検索から訪問してくれる「検索者の質(見込み客)」は変わってきます。

こうした初歩的なネット施策ができていない代行業者に費用を投じて商品ページの制作代行を任せると、「無駄なアクセス数だけ増える」という状況になり、本来の目的とは違ったネットショップになってしまうかもしれません。

どういう人に見てもらうために情報を発信するか?

これは覚えておいて絶対損は無いと思います。

過去に商品撮影を依頼した人の感想

過去に商品撮影を依頼した人の感想

弊社に商品撮影を依頼するネットショップは、「他社のサービスから乗りかえるパターン」が多くを占めています。

普通であれば「うちの撮影サービスを良いと感じてもらえた」と喜びたいところですが、スタッフにはさらに気を引き締めるように伝えています。

それは他社の撮影スタジオから弊社の商品撮影サービス乗りかえたいと依頼して頂いたお客様に、ずっと弊社に依頼し続けたいと思ってもらえる対応をしなければと考えるからです。

過去の業者が良い悪いではなく、そのお客様が業者を変更した理由が必ずあります。
それはサービス内容なのか、料金なのかを追求はしませんが、同じ現象は弊社にも起こり得ることだと業務に勤しむしかありません。

モデル撮影であれば、撮影業者を変更する理由として、「在籍モデルが依頼主のイメージと合わない」という人材的な要素が関係することはありますが、物撮りの場合は、「撮影能力やサービス内容」が原因になることが多いので、過去に他社で商品撮影サービスを依頼していたお客様への納品は、緊張感は増しますw

ネットでサービスを展開するということは、アクセス数やオーダー率という数字にこだわることが、SEO対策として語られることがありますが、個人的には数字は関係なく、アクセスの質とオーダーの決め手を重要視しています。

例えば数字だけを追った運営をしていると、「今日は2社の撮影依頼が来た」という事象だけを捉えることになりますが、アクセスの質とオーダーの決め手に注目していれば、同じ2社の依頼でも、過去に商品撮影を他社で依頼したことのあるネットショップが1社、そしてもう1社は新規オープン予定のネットショップとなり、それぞれの依頼元で異なるオーダーの動機が発生していることが分かります。

1件の商品撮影の依頼に、サイト運営を方針を決めるような重要な感想が含まれていたり、真摯に顧客と向き合うことは、ネットサービスを展開する企業にとって、非常に重要です。

商品撮影をサービスとして捉え依頼する人に寄り添う

商品撮影をサービスとして捉え依頼する人に寄り添う

弊社は特徴のない商品撮影サービスです!

卑下しているような表現ですが、自社を冷静に判断してみると商品撮影サービスとしては、最低限の当たり前のサービス内容を展開しているに過ぎません。

ではなぜ“普通の商品撮影サービスサイト”に依頼が増えてきているのか?
理由は単純で、1件あたりに費やす物理的な労力が他社の撮影スタジオより多いからだと感じています。

弊社は大手の撮影サービスのように大量の依頼を捌いていく方針ではありません。
ネット戦略としては変ですが、安さやスピードよりも撮影業者として納得のいく仕事を提供したと考えています。
例えば、大手や中小規模の撮影スタジオ問わず、大量の商品撮影の依頼を受け付けるためには、人員(カメラマン)が必要になります。
もちろん撮影に付随するスタッフの確保も必要になり、人件費が増えれば、最安値を目指すのは困難になるでしょう。

そうなると最近の撮影代行サイトに多いのが、アルバイトを雇って撮らせるということも増えてきます。
バイトが悪いとは言いませんが、もし商品撮影を依頼して専属のカメラマンが撮ると思っていたら、バイトだった・・となると依頼者の心理としては微妙な感情が芽生えてしまいますよねw

更に付け加えれば、バイトならまだしも、商品を送った先から更に日雇い契約の在宅カメラマンに商品が転送されるなんて、安値を実現するカラクリを知ったら、安ければ何でもアなのか!?と、サービスとしての品格を疑ってしまいます。

サービスの捉え方や提供方法は、企業によって異なりますが、弊社は“撮影屋”として当たり前の内容を心掛けています。

商品数や撮影方法をプルダウンで選択して、カートに入れて決済完了、商品を送って、撮影&納品終了。
大枠としては撮影業務として自然な流れですが、何でもお手軽・簡単に済ますということはメリットもありますが、逆にそれぞれのネットショップの意向に合わせた撮影が難しくなるという欠点もあります。

商品撮影の報酬を、「現場で撮るだけの費用」として考える企業なのか、撮影前から依頼する人の意見を取り入れ、満足度を向上させて撮影・納品するまでを報酬と考えるかで、依頼する側のサービスに対して抱く感情は変わってくると思います。

弊社は特徴のない商品撮影サービスですが、依頼をする側の立場になれば、撮影業者にはそもそも特別な特徴など必要はなく、依頼した業務をしっかりと手抜きなく行ってくれることの方が重要だと思います。

激安の商品撮影を依頼する人は悪くない

商品撮影をサービスとして捉え依頼する人に寄り添う

当ブログでも激安の商品撮影サービスについて異論を申し上げている箇所もありますが、そうした激安価格を求めて撮影依頼をするネットショップ自体が悪いわけではありません。

当然ながら商品写真をより安くゲットできるのであれば、それに越したことはなく、数社の撮影料金を比較して、最も安価な対応をしてくれる業者に代行を依頼することは自然です。

個人的に違和感を感じているのは、そうした「依頼側の心理」を見透かして、見栄えの良い料金単価を公表している撮影サービスの運営姿勢が気になっています。

某リサーチ会社の2018年のECサイトの店舗数を挙げると、楽天市場で約4万5860店舗、ヤフーショッピングで約65万店舗、BASEで約50万店舗以上、これに加えアマゾンやなどへの出店数や自社での通販サイトの数を含めればネットショップに向けて商品写真を撮影・提供するという業務は、安さやスピードを重視するニーズがあるのも事実です。

しかし、商品撮影を依頼する側にとっては、競合ひしめく中で、撮影費用を大なり小なり支払う以上、プロが撮る商品写真の仕上がりを求めているはずです。

例えば激安のモデルによる商品撮影で10着の依頼をしたとします。
撮影単価が800円で、モデルのギャラが300円・・この予算で、どれだけのパフォーマンスができるのか?

安い商品撮影を求める心理は自然ではありますが、サービスを提供する側も「費用と品質のバランス」を考えた撮影プランの展開をしっかりと考える必要があります。

もう1度書きますが、弊社は撮影プランも撮影料金も、納品スピードも普通ですw
しかし、1つだけ誇れるものがあるならば、商品撮影をサービスとして考え、必要な費用は堂々と公表していることです。

しっかりとした作業項目を重視することは、業界最安値を目指すよりも大切だと考えます。

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