ピン留め吊るし撮影の料金について

ピン留め吊るし撮影の料金

ピン留め吊るし撮影は、主に「切り抜き加工」を前提とした撮影方法だと感じているショップも多いかもしれません。
弊社でも紙媒体での掲載目的を中心に依頼されることが多いのが、このピン留め吊るし撮影です。
同じ商品撮影のジャンルですが、アパレルの商品の撮影方法としては、料金の単価も高くなる傾向にあります。
料金単価が高い理由としては、その他の撮影方法と比較して1着あたりの下準備に時間がかかるためです。

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ピン留め撮影の下準備となる成形は経験とコツが必要

その名前の通り、「ピン留めして吊るす」
この方法によって、商品の立体感や風合いなど「表現力の高い商品写真」を1カットで成立させることもできます。

平置き状態では表現できない服の立体感と躍動感を表現するのに適した撮影方法です。
基本的に床に対して平行にセットする平置き撮影に対して、吊るすことで床面と垂直になり「着た状態に近い自然な重力」が吊るした商品にかかります。
そして、さらに「ピン留め」をすることで、成形による表現の幅も広がります。
例えば、スカートの撮影であれば、「風で揺れる状態」をピン留めで演出することもでき、さらにスカートの柄全体が見えた状態で静止させることも可能です。

弊社のピン留め吊るし撮影の料金単価は、「まず商品をシンプルに分かりやすく、美しく見せる成形」、これを前提としています。
できるだけ料金設定は明瞭に提示したい!
そうなると、ピン留め吊るし撮影をネットショップが手軽に導入できるギリギリの料金設定だと感じています。

撮影方法に関わらず、商品写真を撮る上で共通しているのは、「置く、着せる、掛ける、吊るす」という作業の中で、「どこまで成形にこだわるか」は重要であり、そこをサボれば料金の低価格化を実現するのは容易になります。

こんな経験はないでしょうか?
商品撮影を行う業者のサイトを見て、A社は1,000円、でも広告関連を多く手がけるスタジオだと10倍以上の料金表示がされている衝撃のシーン!
しかし、ピン留め吊るし撮影の「奥深い写真の世界」を知るメーカーさんは、10倍払っても格安スタジオには頼まないのです。
特にこの商品撮影の手法は、ピン留めの仕方、吊るし方、そしてライティング、この全ての作業工数が「スタジオ毎に大きく異なる」これも特徴です。

ピン留め吊るし撮影は、料金も大事ですが、商品を飾るという演出を加えたいお客様に向いている撮影です。

ピン留め吊るし撮影の受付条件と単価について

撮影1回分のTOTAL点数 合計10点未満 合計10点以上
基本作業費 ※1 必要:プラス5,000円/回 不要:0円
単価と上限カット数 税別 1,800円/点 撮影上限 4カットまで
スチームシワ伸ばし
ライティング指示 ※1セット
画像サイズ指定
先行ダウンロード納品
メディア納品
使用期限 期限なし
オプション対応 1商品でピン留め状態を再成形する追加カットは、別途上記撮影単価にプラス500円/1cut
  • ※1 撮影プランを併用し合計10点となる場合でも基本作業費が必要となる場合がございます。
  • 基本単価での最大画像サイズは横幅1800px/72dpiとなります。(最大サイズを超える指示は印刷用オプション対応)
  • 1商品毎にアングルなどカット内容の指示は可能ですが、同品番のカラー展開分を上限カットに1商品に含めることはできません。
  • コーディネートを伴うピン留め撮影を希望の際は、別途撮影単価の見積もりをさせて頂きます。
  • 撮影の下準備として商品をピン留めまたはパーマセルテープ等で固定することによる商品への負担があることをご理解下さい。
  • 成形難度の高い、重量負荷のかかり過ぎる商品やピン留め撮影に向かない商品のオーダーは、お断りする場合がございます。
  • 基本ホワイト背景以外も選択できますが、ピン留め撮影の特性上、使用背景の長さに対しての見積り・請求をさせて頂きます。
  • 同一撮影回でライティングを2パターン希望する際は、別途セッティング費用が必要となります。
  • ピン留め吊るし撮影は原則として撮影段階で背景を白く飛ばすセッティングは不可としております。
    ※背景の除去は切り抜き加工オプションで対応となります。
  • 画像サイズの指定は、同一商品で2通りのサイズパターンを用意するものではありません。
  • 画像サイズの指定は、商品輪郭を切り抜く処理ではありません。
  • 先行ダウンロード納品は原則として、Web使用の画像サイズ分のみとなります。
  • メディア納品によるCD/DVDメディアは、返送商品に同封致します。
  • 商品返送先とCD/DVDメディアの配送先を変更する場合は、メール便にて別途300円にて手配致します。
  • 納品画像の使用・更新費用は弊社と直接取引のある企業または個人・団体が運営する先での使用は永年無料です。

ピン留め吊るし撮影のサンプル画像

ピン留め吊るし撮影の指示ポイント

1点あたりの撮影上限カットは4カットとなります。
参考例-①:正面全体、②:首元UP、③:ポイントUP、④:素材UPなど
ピン留めした商品ごとに撮影カットを指定できますが、背面カットを希望する際は、別途ピン留め成形が必要ですので、追加カットのオプション対応となります。
ピン留め吊るし撮影では、撮り回しの効くセッティングでは無いため、平置き状態のカットが必要の場合は、別途オーダーが必要となります。

撮影プランごとの単価比較はコチラ

ピン留め吊るし撮影の料金割引について

ピン留め吊るし撮影は商品のジャンルや難度によって一括りにはできないものです。
例えば、重量のあるコートやガウンのようなピン留め成形に時間のかかるものと、ショートパンツなどのアパレル商材が「同じピン留め吊るし撮影」というだけで料金設定が同じなのはヘンだと考えます♪
特殊なケースを除けばピン留め吊るし撮影の単価が高くなることはありませんが、お客様ファーストの視点でみれば、ピン留めの難度が軽減される場合は、料金単価の見直しに対応するべきだと考えておりますので、商品サイズなどにより、「ピン留め吊るし撮影」を諦めていたお客様もお気軽にご相談下さい。
同じ品番でメインカラーはピン留め希望だけど、カラー展開はハンガーで1カットでいい・・そんなお悩みも解決します!
また、月(シーズン)定期・50点以上の大量撮影を希望の場合は、表示価格より更にオトクな単価設定にて受付を致します。

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ピン留め吊るし撮影以外の料金プランについて

商品撮影ドットショップでは、ピン留め吊るし撮影以外にも物撮りの撮影プランをご用意しております。
ネットショップ等に掲載する商品写真は、アプローチ方法によって商品の見え方や説明画像としての訴追力は異なりますので、ピン留め吊るし撮影にプラスして他のプランの併用を希望される方は、お気軽にご相談下さい。
例:ピン留め撮影したメイン画像+平置きでポイントを撮る、またはピン留め撮影に切り抜き加工をプラスする場合など、同一アイテムの撮影方法のパターン撮りや加工処理にて、カット調整および単価調整も致します。

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